+ + + ハーデス誕 + + +

+ + 向こう岸 + +

―――艶やかな、はなびらが舞っている。
遠く次元を越えてきたそれは、甘い香りがした。

アケローン河を渉る小舟は、ひとつ。
それに乗って、私の肉体は、やってきた。
永き時の果て、私のものになるために。
私と、ひとつになるために。

それなのに。

彼の者は何故、私を拒んだのだろう。
神である私を。
ヒトの世は、どうしようもなく汚れた場所であるのに。
冥府は、一切の感情に惑わされる事のない、斯くも美しき処であるのに。

ヒトの世を守る女神は言った。
彼の地には、愛があると。
ここには何も無い。
それが、気に入らぬのか。

私は今、ほんの少しだけ、向こう岸への興味を抱いている。
憎悪と欺瞞に満ちた彼の地にあるという、ひとかけらの愛に。
それは、はなびらと共に届いた、女神の声のせいなのかもしれなかった。

「お誕生日おめでとう、ハーデス。」

あぁ・・・いつか私は、向こう岸へと渉る事を望むかもしれない。
アケローンの河を越え。
女神の、あるいは私の肉体の、生誕を祝いに。



=END=

+ + +

□都合のイイ、作者のいい訳;□





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