+ + + エスメラルダ誕 + + +

+ + AXIA + +


「エスメラルダ。エスメラルダ。エスメラルダ。エスメラルダ。」
壊れた男は、その言葉だけを、呪文のように呟いて。
あぁ。俺の口の中にあるのは、いったい何の名前だったろう?

そうして少女は瞳を開く。
・・・誰かの声が私の名を呼ぶ。
けれどどうして、ここはこんなに暗いの?
真暗で、熱い。

それは、ここが地獄だからだよ。
可哀想な娘。
三袋の小麦粉は、すぐに尽き、お前の幼い弟妹も、
結局は売られたのだよ。
自分を犠牲にしたのにね。
哀れな娘。
お前は自分の命を失う事で。
そうして壊した。愛しい男を。
恐ろしい娘。
あぁ、よくお聞き。
罪深き娘。
お前に救えるものなど、何も無いのだ。
どんなに自分を犠牲にしても。

―――そう。
それならば。
私には、いったい何が出来るだろう。

私は歌う。地の底で。貴方への愛を。
真紅の血潮をこの身に抱いて。
灼熱の花を胸に。
貴方の知らないこの世界で。
貴方の居ない、この世界で。
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ポツン、と。
透明な粒が、額に落ちた。
それは真夏の雨。
誰かの、涙。
「忘れないで。一輝。私の罪を覚えていて。貴方を壊した私を。どうか。」

「エスメラルダ。エスメラルダ。エスメラルダ。エスメラルダ。」
―――そうだ。
これは、たったひとつの、一番大切なもの。
憎しみに覆われた心に残った、キミへの愛。

灼熱の空から、輝く光の雨は降り注ぎ、黒き大地に吸われていく。
誰かの、想いとともに。
「忘れない。俺が愛した、ただ一人のキミを。忘れたりしない。決して。」



=END=

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□都合のイイ、作者のいい訳;□





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