+ + + ハーデス誕 + + +

+ + 愛憎 + +

あの女は、涙を流し。
愛しているなどと、小賢しい事をぬかしておきながら。
私を、封じた。
ただ一度の唇も許さず。
だが・・・と、私は考える。
きっとこれは、彼女なりの愛なのだろう。
どうせ女神は、人の身。
堕ちたものよと、嘆く神々の声が、女神に届いているのか。
それは、私の預かり知らぬ事。
ともあれ、その肉体が果てるまで、たかだか百年足らず。
その僅かな間だけでも、私を虜にしたいとは。
それならば、敢えて、囚われの身に甘んじよう。
柔らかく滑らかな素肌のような、封印の白。
触れる事も出来ぬなら、膝を抱え、飽くまで眺めていよう。
美しき貴女の姿を想い。
尊き貴女の心を感じ。
全く。
人間の女とは、なんと愚かで可愛い事か。
嘲笑った。
―――その時。
虚ろに無限な内側の空に、女神の声が、こだました。
「ハーデス。貴方の生誕を祝います。」
突然の出来事に、私は、哄笑した。
たった一人の女の手に落ちた神が、生誕を祝われる。
こんな小さな函の中で。
なんと滑稽なことか!
私の笑い声は、彼女に届くのだろうか。
笑う私の声に耳を塞ぎながら、私を想い、心を痛めるがいい。
あの女は、また・・・泣いているのかもしれぬ。
笑いながら、そう、思った。



=END=

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□都合のイイ、作者のいい訳;□





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