今日は、僕の誕生日だ。 城戸邸では、沙織さんがケーキを作ってくれている。 食欲をそそる甘いオレンジの香りが、ふんわりと邸内を満たしている。 なんでも、ムウに教わったんだって。 ムウってあたりが、いかにもだよね。 実際はどうだったのか知らないけれど、沙織さんが一生懸命、メモを取っている姿を想像して、僕は、女の子らしくて可愛いなと思った。 ネクタイを探していると、コンコンと小さなノックが聞こえた。 やだなぁ、兄さんたら、こんな時ばっかりノックなんかしちゃって! しかし、開いたドアには、意外な人物が立っていた。 「瞬、仕度は出来て?」 「えっ?沙織さんっ?!」 彼女が、直接呼びに来たので、僕はびっくりして戸口を見た。 所在無さげに佇んでいる彼女に、漸く“どうぞ”という簡単な言葉を思い出した。 ついでに目の端に、探し物を発見し、手に取る。 沙織さんは、ほっとしたように部屋へ入って来た。 「ねぇ、瞬、・・・あの・・・・。」 いつもハキハキしている沙織さんにしては、珍しく言いよどんでいる。 沈黙を恐れるように、僕の手は勝手にネクタイを締めていく。 僕は彼女の言葉を待った。 「・・・瞬、ハーデスの事なんだけれど・・・・その、呼べないかしら。」 「え?!・・・ハーデスを、って・・・・。」 答えに窮する僕を見て、 「いいえ、あのっ、復活させるのではなくってよ!それでは困るもの。」 と沙織さんが慌てて苦笑したので、僕も笑った。 「でも私ね、彼にも・・・お祝いを伝えたかったの。だって、お誕生日ですもの。」 彼女は、にっこりと微笑んだ。 それで僕は、なんとなく分かった。 沙織さんは決して、ハーデスが嫌いなわけじゃないんだって。 なんだか、ちょっと嬉しかった。 “ハーデスは、この世の全てを、死の国に変えてしまおうとしていたけれど、それは多分、愛を知らなくて、そしてそれが哀しかったからなんじゃないかな。きっと誰もハーデスに、愛を与えてくれなかったんだよね。だって、ハーデスに憑かれていた時の僕の心は、まるで鉛みたいな重さの、真っ黒い哀しみに、すっぽり覆われてしまっていたんだもの。” 僕はそんなふうに、心の中でいろいろ考えていたのだけれど、沙織さんの笑顔を見て、言葉にするのをやめた。 彼女はとても神々しく、そして美しい微笑をうかべていた。 そして、そのまま僕に近付くと、 「おめでとう。」 と囁いてキスをくれた。 そっと唇が触れただけの、優しいキス。 それでも、はにかんだ彼女は、頬を染めてくるんと踵を返した。 「ありがとう女神。」 口を突いて出た言葉に、僕は驚愕した。 僕は彼女を女神とは呼ばない。 今のは・・・僕じゃない。 彼女はもう一度振り向いて、女神の顔で笑った。 “ねぇ、ハーデス。貴方は愛を知らないって言うけど、でも、これから知る事だって、出来るんじゃないかな。それに僕は、とってもスゴイ事を知ってるよ。女神の愛は貴方にも、ちゃんと届いているって事。やっぱり愛って偉大だよね!そうでしょう?” 「ネクタイ・・・曲がってるわよ。早く直していらっしゃい!瞬!」 廊下に消える瞬間、沙織さんが言った。 鏡に向かってネクタイを直し、僕はそこに映った人物に、唇を寄せた。 「僕からも、おめでとう。ハーデス。」
アンタ、沙織んの誕生日、ムウ×さお書いてたじゃん! ムウ×さおじゃなかったんかーいっ!!; っちゅー突っ込みが聞こえてきそうですが;;(^^;) 沙織嬢はムウ様に恋してますが、アテナはハー様ラブですvvv あはは;いいじゃん。両手に花じゃん。(笑) ってコトで、瞬ちゃん&ハー様vvおめでとうございま〜す♪ 瞬×ハーじゃないっすよ!;念のため;;; キスしてますけど。(笑) ボソッ。どーせ書くんだったら、ハー×瞬だろう。(殴)
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! 自宅で仕事がしたい人必見! ] [ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ] [ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]